「普通に考えて」っていう言葉との折り合いのつけ方
どーも。凡人サラリーマンのトリーンです。
「普通に考えて分かるよね」
「普通に考えてありえない」
仕事をしている方など一度は言われた、もしくは他の人が言われたのを聞いたことがあるのではないでしょうか。
私はこの「普通に考えて」という言葉が嫌いです。
「普通に考えて」という言葉を使って傷つけられた人、また私と同じようにこの言葉が嫌いな人は、この記事を読むと少し気持ちがラクになると思うので是非読んでみてくださいね。
「普通」は人それぞれ
そもそも、人によって普通の基準が違ってることを理解できてない人に「普通に考えておかしい」とか言われたくないですよね。
育ってきた国や地域が違えば、考え方が違うのは当たり前です。
もっと言えば、同じ環境で育った双子だって価値観は違います。
それを「普通に考えて」と言われても、あなたの普通は世界共通じゃないですよと言ってやりたくなります。
「普通に考えて」を違う表現で言うと
「普通に考えて」という言葉の意味をもう少し深く考えてみると、
「会社などの組織の中において、あることが起きた時、同じ反応を繰り返してきた」
ということではないでしょうか。
これって思考停止してますよね。
自分が所属しているところの、当たり前なリアクションなんて、他の人からは分からなくて当然です。
もっと言えば、より良い解決策や答えがあるかもしれないのに、
「(今まで俺たちはこうやってきたから)普通に考えて分かるだろ!」
と言ってしまうことで、それ以上成長できなくなってしまう可能性があると思います。
ですので、「普通に考えて」とか「常識的に」とかいう言葉を使って叱られた方は、全然気にしなくていいと思います。
もちろん自分でも反省点があるのであれば、それは改善して次回から同じことをやらなければいいだけです。
自分も「普通に考えて」と言う人にならないために
言われてすごく嫌な気分になった時に、「お前の普通なんか分かるかい!」と言ってしまえればいいのですが、実際問題そうはいかないと思います。
その時は少し悔しいかもしれませんが、その相手のことは反面教師として自分は絶対こうはならない、と誓いましょう。
このことは、別に40代や50代以上の方に限られてくるわけではないと思います。
同じ職場などに3年ぐらいいると、あっという間に「普通に考えて」という発想になってしまいますのでみなさん気をつけましょう。
また、「普通に考えて」というのは「みんなが前提条件を共有している」と言い換えることができるかもしれません。
だけど、そこに所属して間もない人はその前提条件を知りません。
さらに言えば、そういう風に理不尽なことを言う職場というのは、前提条件を共有していない、しようとしていないことが多いと思います。
あなたは悪くないんです。
自分も悪かったな、と思い当たるところがあれば、そこだけ反省しましょう。
上司の方がおかしいので「俺はお前みたいにならない」、と誓って将来そういう状況に遭遇したら、部下を守ってあげるようになってください。
「普通に考えておかしい」という、理不尽な叱責を受けたあなただからこそ成長できるのです。
仕事に正解はない。最適解を探そう。
仕事では、その時の状況に応じて正解は変わります。
「前回はAが正しかったが、今回はBの方がより正しい」というのは、仕事ではよくあると思います。
正解を探そうとするのではなく、その時の最適解を探しましょう。
「普通に考えて」とか「常識的に考えて」ばかりいると、
最適解を探すことをしなくなります。
最適解を探し続けるから、人は成長できると言えるかもしれません。
普通という呪縛に縛られないでください。その普通はその組織でしか通用しません。
最適解を見つけるために、考え続けましょう。
きっと成長できます。
この記事で皆さんの心が少しでも軽くなれば幸いです。