ど素人サラリーマンが小額で株を2年間やって得た気付き
どーも。凡人サラリーマンのトリーンです。
お小遣い制のサラリーマンのみなさん、何とかお小遣い増やしたいな…株って儲かるのかな?
そう思ってる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は凡人サラリーマンの私が元手20万を2年運用した結果をお伝えします。
サラリーマンが株を2年間やった結果
いきなり結果から言うとプラスマイナス0でした。
1年目はビギナーズラックで10万円の利益。
2年目は調子に乗って10万円の損失。
という結果になりました。
2年間自分なりに必死に株をやってきましたが、
最終的に辿り着いた結論は...
投資額が少ないとコスパが悪すぎる!
ということです。
ただ、株をやって良かったこともたくさんありました。
追って説明していきますね。
投資額が少ないことは大きなデメリット
コスパが悪い
株の勉強をすればするだけ、株を実際にやればやるだけ勝率は上がっていくと思います。
それでも、株には色んな要素が複雑に絡み合っているので、年間の利益で10%いけば成功といえるかと思います。
(あの超有名なウォーレン・バフェットの株式投資リターンが平均年利約20%らしいです!)
年間利益10%というのは、投資額が20万円だとリターンは2万円です。
月額にすると1666円です。
(私の1年目のプラス10万円というのは、今思うと本当にビギナーズラックでした!)
私も株をやっているときは結構勉強しました。
それまで全く投資の経験はなかったので、ネットの情報や本を50冊以上は読んで投資を始めました。
ちなみにこれが私が読んで一番参考になった本なので、紹介させていただきます。
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結構な時間を株の勉強に費やしましたが、月額1666円ならブログの勉強をしたり、もっと極端にいえば休みの日に少しだけアルバイトでもした方がいいと思いました。
投資に回せるお金が1000万円あれば、年間利益10%でリターンが100万円になります。
同じことをしても、投資額が小さければリターンも小さいので、少額投資はコスパが悪いと言わざるを得ないかと思います。
信用取引ができない
信用取引を行うには、証券会社にもよりますが「金融資産300万円以上の保有」などの基準があります。
少し専門的な話になりますが、信用取引ができないと「空売り」ができません。
空売りとは、株価が下がると予想した時に、自分でその会社の株を持っていなくても、証券会社などから株を借りて売ることができる仕組みのことです。
予想通り、株価が下がればそこで買い戻すと差額が利益になります。
(詳しい説明は省きます)
要は景気の後退局面などで、株価が下がると予想した時に使える一つの手段です。
「買い」しかできないのと、「買いと空売り」で勝負できるのとでは、全く戦術から勝負の機会から変わってきます。
この「コスパが悪い」ことと「信用取引ができない」こと、以上の理由から信用取引ができる投資額を準備できないサラリーマンには、短期投資での株はおススメしにくいかなと思います。
株をやったことのメリット
2年間株をやったことが全て無駄だったとは全く思いません。
むしろ、良かったことがいくつもあります。
銀行預金以外の選択肢ができた
株を始める前は、株式投資というのはギャンブルのようなイメージがありましたが、実際にやってみると全くそんなことはありませんでした。
サラリーマンでデイトレードやスイングトレード、いわゆる短期投資をやるには時間の制約的に難しいものがあると思います。
ですが、インデックス投資(日経平均などの株価指数と同じ値動きを目指す投資法)の長期投資などは、私はこれからもやっていきたいと思っています。
もともと私が株を始めたのは「短期間に大きくと儲けたい」という考えからでした。
ただ、仕事や日常の生活の中で株の勉強をしても、そこまで辿り着くのは非常に困難だと感じました。
ですがこれまでの経験や知識から、長期投資なら行えると思い、今は節約しながら投資にお金を回して、長期投資を行っています。
世界情勢やお金について意識するようになる
株を始める前は世界情勢のニュースなどは聞いてはいても、自分には直接関係のないことと思っていました。
しかし、株を始めると世界情勢は株価に大きな影響を与えるので、他人事ではなく自分事になります。前よりも熱心に情報に触れるようになりました。
金融リテラシーについて意識が芽生える
金融や経済に関する知識や判断力のことを「金融リテラシー」と言います。
(政府広報オンライン より)
参照 https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201404/1.html#anc01
資産を増やすための投資の勉強も大事ですが、支出を抑えるため無駄な固定費を削減するのもとても大事だと気付きました。
どれだけ収入が増えても、比例して支出が増えれば意味はありません。
このことに気づけたのは、株の勉強を始めたことがきっかけなので、とても良かったと思います。
携帯電話の契約や医療保険など、これまで何となく契約していたものの見直しを行いました。
サラリーマンが株をやることの注意点
投資金が減る可能性がある
私は運良くプラスマイナス0で終わりましたが、株というのは大きくマイナスになる可能性もあります。
勉強せずに投資をしたら、その可能性はさらに上がります。
また信用取引が行えるようになると、自己資金よりも多くのお金で取引ができるようになります。
その際に、株価の変動の幅によっては借金を背負う可能性もあるので気をつけましょう。
また株というのは、知識だけ増えても精神的にも鍛えないと勝てるようにはなりません。
株は奥が深いです。本当に。
サラリーマンも株をやってみよう
いかがでしたか。
私の場合は株を始めたことで、株式投資による直接のリターンは今のところ手にできていません。
一方で、株を始めたことで多くの気付きを得ました。
「長期投資の有用性」「金融リテラシーの重要性」などです。
この二つのことは株を始めなければ、知識として知っていても、なかなか実感できなかったのではないかと思います。
株を始めるのは簡単です。スマホから証券会社のサイトに行って、口座を開設すればすぐに始められます。
あとはそこに、余剰資金(当面使う予定がない資金)を入金します。
※信用取引でレバレッジをかけることは、慣れるまでは避けたほうが賢明だと思います。
私も全くのゼロから、ネットの情報を頼りに株式投資をスタートさせました。
サラリーマンでも株式投資の才能があり、自分に合った投資方法を確立できれば、大きな収入を得ることができる方もいらっしゃると思います。
仮に株式投資が上手くいかなかった方でも、幾つかの気付きは得られると思います。
最後になりますが、株式投資は全て自己責任になります。
自分なりに、情報、知識を集めて始めてみましょう。
この記事がほんの少しでも、皆さんの役に立てば嬉しいです。